Zurück zum Buch
イン・ザ・メガチャーチ
日本で広がる推し活文化とファンダム経済を描いた小説です。 独白形式だった前作『生殖記』(個人的にはハマれませんでした)からいつもの群像劇スタイルに戻った本作は、ファンダムの仕掛ける側、仕掛けられる側、かつてハマっていた側の3者の視点で物語が進みます。推し活という一見非合理的な行動に人々がのめり込んでいく過程が臨場感たっぷりに描かれています。また、裏テーマである中高年男性の「友達いない問題」もまさに自分の将来のようで、クリーンヒットでした。 私は推し活という行為が長らく理解できず、宇佐美りん著『推し、燃ゆ』もピンと来なかったのですが、本作で腑に落ちました。ちなみに、タイトルにある「メガチャーチ」について、私は本作で初めて知ったのですが、本家のメガチャーチもかなりすごいのでぜひYouTubeなどで検索してみてください。