Marco Aurélio
? Temporalis·2021年
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ローマ帝国の皇帝であり、ストア派の哲学者としても知られるマルクス・アウレリウス。その思考の断片をまとめたのが『自省録』である。 高校の倫理で名前を知った程度だったが、ローマに住んでいると街のあちこちで彼の像やゆかりのものを目にする。最近読んだ『テルマエ・ロマエ』にも主要人物として登場し、映画『ホールドオーバーズ』でも登場人物の愛読書として言及されていた。妙に縁を感じ、神谷美恵子訳で読んでみることにした。 ただ、実際に読んでみるとかなり手強い。それぞれ数行ほどの思索が脈絡なく並ぶ形式で、一本の議論や物語を追う本ではない。全体像を掴みにくく、結局最初の4章ほどで読むのをやめてしまった。 それでも興味深かったのは、そこに書かれている悩みや戒めが驚くほど現代的なことだ。高潔に生きるとは何か、自分が本当にすべきことにどう集中するか、他人の評価とどう距離を取るか。たとえば「公益を目的とするのでない限り、他人に関する思いで君の余生を消耗してしまうな」という言葉は、現代風に言えば「他人の目に振り回されず、自分の重要なことに集中せよ」という話だろう。...
徒然なるままにと言う感じだった。結構アドラー心理学っぽいことを繰り返し学びとして言い聞かせていた。息をするように自省をする私としてはすごく共感した。