Lompat ke konten utama
Lihat detail buku

2024年ごろ、ものすごく流行っていた時期に読んだ本。パリのどこの英語本書店に行っても平積みのかなり目立つところに置かれていて、とにかくよく見かけたのを覚えている。日本でもそろそろ刊行されたのだろうか。 出版業界を舞台に、作家の自意識や承認欲求、成功への執着をかなり露悪的に描いた小説。そこに人種やアイデンティティの問題も絡んでいて、その組み合わせがとても興味深かった。 主人公には、著者自身が作家として経験してきたことや見てきたものが、かなり反映されているのではないかと思う。とにかく自己承認欲求をめぐる競争がグロテスクで、他人の成功を妬み、自分の価値を証明しようとし、SNSや出版業界から与えられる評価に振り回され続ける。その生々しさに、読んでいて少し気分が悪くなるほどだった。 それでも次のページをめくらせる力はさすがだった。人間のあまり見たくない部分をこれでもかと見せられるのに、読むのをやめられない。『バベル』とはかなり違う小説だったけれど、もっとこの作者の本を読んでみたいと思った。

Diperbarui

Komentar