メインコンテンツへ移動
赤いパプリカ

赤いパプリカ

草片文庫

赤丹(あかに)はマルギット橋をわたってペシュト側にくると、ドナウ川沿いを歩いた。脇を2番トラムが走っていく。夜だと行く手にセーチェニ鎖橋の照明が輝いている。ここ、ブタペシュト、ドナウ川沿いの夜景は世界で一番だとも言われている。確かに何度来ても奇麗だという感動が薄れない。やっと、セーチェニ鎖橋のところに来た。この橋をブダ側に渡ると、今度はエルジェーベト橋まで歩く。また橋を渡ってペシュト側を自由橋まで歩いて、再びブダに戻る。これで、四つの橋を渡ったことになる。おそらく八から九キロも歩いたことになるだろう。若い赤丹でもかなり大変なことである。今までは川沿いに走るトラムを利用しながら、四つの橋を歩いて渡ってきた。しかし、今日は最後、百回目である。

まだ評価がありません
この操作を行うにはログインしてください。別バージョンを見るAmazonで購入

あなたのための紹介文

読み込み中...

読者レビュー

まだレビューはありません

この本がどんな読書体験か、最初に共有してみましょう。

この操作を行うにはログインしてください。

Cookie の利用設定

Bibly を正常に動かすための必須 Cookie と、読者のみなさんの使い方を理解するための任意の分析 Cookie を使用します。