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緑さゆらぐ

緑さゆらぐ

胡桃文子

◆第一句集 幸せに気づくしあはせ豆ごはん  ここには一女性が歩んできた道が淡々と描かれている。様々な事を経験しながら、最後に自分の来し方を「幸せ」と言える人を尊敬する。テーブルを囲んで豆ごはんをいただける幸せをいまかみしめているのであろう。 (序より:津久井紀代) ◆作品紹介 あの窓が母の病室月涼し 一山の雨の薄墨桜かな いく度も牡丹の庭に下りにけり 葉桜の静かな午後となりにけり 紀ノ川と名を変へ桜吹雪けり まつすぐに生きてるつもり捩り花 はんざきのぷくと泡ふく梅雨入かな 口の中で何か言つてるソーダ水 虫好きの虫を見つける得意技 極楽はこんなところか曼殊沙華 薔薇咲いてわが晩年に悔いはなし

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