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「津軽」に続いて2作目の太宰作品。決して酒に溺れたり女性に無心したり依存したり、そういった共感できることはないのに、読後に押し寄せるこの感覚はなんだろう。作中のギイ・シャルル・クロオの詩、世間の定義、秩序への反発などバッドエンドへの伏線が回収される爽快感と結末の後味の悪さが同時に押し寄せているのだろうか?あるいは「人への信頼」を最後まで信じられなかった主人公への同情と共感か?自分でもよくわからない。下手に言葉にすると陳腐になるが、言語化してすっきりしたい、この不思議な感覚は気持ち悪くもあり心地よい。

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