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臺灣漫遊錄

臺灣漫遊錄

楊双子

春山出版

台湾文学初の受賞作 2026年国際ブッカー賞 2024年全米図書賞翻訳文学大賞 2024年日本翻訳大賞 2021年台湾金鼎賞文学図書賞 昭和時代の台湾縦貫鉄道グルメの旅 楊双子『台湾漫遊録』が華々しく登場 「一緒に台湾島中の料理を味わい尽くそう!」――青山千鶴子(日本・九州の小説家) 「この世に、独善的な善意ほど断りにくい厄介な問題はない。」――美島愛三(台湾総督府台中市役所職員) 「一度だけ言うから、よく聞いて。私は日本人のために料理はしない。」――阿盆師(漳州出身の伝説的な女性料理長) 「帝国と支那の戦争がここまで発展して――あら、未来の台湾島には、翻訳家など必要ないかもしれない。」――王千鶴(公学校国語科教師) 瓜子、米篩目、麻薏湯から、刺身、すき焼き、さらには塩ケーキ、蜜豆氷に至るまで、この小説はまるで盛大な宴のようだ。青山千鶴子が台湾に来てからの一年の春夏秋冬が、この宴の中に綴られている。台湾風のお菓子もあれば、和風の大皿料理もあり、さらに多様なルーツを持つ料理――例えば、その土地に入れば風味も変化していくカレーなどもある。次々と運ばれてくる料理の中に、この小説の「総料理長」はひそかにいくつかの味を加えている。それは、人それぞれが異なる人生の文化を背負っているがゆえに、舌の上で異化されるかのような、言葉では言い表せない味わいである。 昭和13年、青山千鶴子の半自伝的小説『青春記』が映画化され、台湾で公開された。婦人団体「日新会」の普及活動により大きな反響を呼び、彼女は台湾での巡回講演に招かれた。青山千鶴子は裕福な家柄に生まれ、母の早逝により長崎の分家に預けられて育った。台中に滞在中、日新会の推薦により、台湾の大家族の庶子である王千鶴が通訳として付き添った。全く異なる文化と教養の下で育った二人は、こうして縦貫鉄道沿線の都市を共に巡る機会を得た。二人は台北鉄道ホテルや台南鉄道ホテルに宿泊し、さらには糖鉄や地方の支線にも乗り継ぎ、各都市の風景を存分に堪能した。訪れる先々で、露店や駄菓子屋、屋台、喫茶店、あるいは洋食店、レストラン、旅館など、立ち寄る先々で食事を楽しんだ。この縦貫鉄道グルメの旅は実に貴重な体験であり、二人の女性が結婚する前に、自由気ままに過ごしたひとときであった。味覚を満たすだけでなく、互いの文化や思想を語り合う中で、青山千鶴子は、かつて公学校の教師を務めていた王千鶴が、翻訳家になるという夢を抱いていることを知った。女性同士の共鳴からか、青山千鶴子は、女性が独立したキャリアを築くことがいかに困難かを理解していた。ましてや王千鶴には、強固な後ろ盾も家族の支援もなかったため、彼女を少しでも助けたいという思いが湧いてきた。 しかし、戦争の影が日に日に迫っていた……。二人は果たして、願う通りの運命を歩むことができるのだろうか? 小説家の楊双子氏は、綿密な歴史研究、緻密なストーリー展開、そして立体的な人物描写を通じて、食を比喩として用いることで、日本帝国が植民地台湾、日本本土の人々、そして台湾本島の人々に対して抱いていた様々な矛盾、さらには当時の男性と女性の運命の格差を、私たちに垣間見せてくれる。独立した個人として、独自の職業的アイデンティティと思考を持ちたいと願う女性が直面する、様々な困難や試練を浮き彫りにしている。 **★好評推薦★ ** 駱以軍(小説家) 陳雪(小説家) 陳又津(小説家) 黄崇凱(小説家) 張文薫(台湾大学台湾文学研究所准教授) 鄭芳婷(台湾大学台湾文学研究所准教授) 瀟湘神(台北地方異聞スタジオメンバー) **★推薦文★ ** 新日嵯峨子(文学評論家、小説家、人類学者) **著者紹介 ** 楊双子(ヤン・シュアンズ)は、双子の姉妹である楊若慈(ヤン・ルオツ)と楊若暉(ヤン・ルオフイ)の共同ペンネーム。姉の楊若慈が創作を、妹の楊若暉が歴史考証と日本語翻訳を担当し、共に台湾を舞台にした歴史百合小説を執筆している。楊双子は小説『花開少女華麗島』、『花開時節』、共著小説『華麗島軼聞:鍵』などがあり、『台湾漫遊録』では全米図書賞翻訳部門大賞、日本翻訳大賞、金鼎賞を受賞し、英語、日本語、韓国語など多国語版権が販売されている。

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