高松美咲 著
講談社·2019年
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母校が舞台。作者は私の同級生ですか?と思うほど解像度が高くて慄いた。 高校入学時、長い不登校明けだった私からは間違いなく陰の者の香がしており、正体がバレると容赦なく虐められるか、よくても軽んじられるのではないかとの懸念から思いきり着飾り、ダンス部に入り、噂話をし、男の子とできるだけ仲良くし、かっこいいサッカー部の男の子と付き合い(※ちゃんと好きだった)、3年間の家籠り後で同級生と何を話したらいいのか皆目わからず本音とは乖離した会話を繰り広げる私は、周りから見たら一見派手かもしれないけどうっすらとした違和感を漂わせていて、結果一部の女の子たちからは直接嫌味を言われ悪意を向けられ、自分の本音も言えずどう振る舞えばいいかわからず、そんなたえまぬ努力をしてはものすごい空回りしていた昔の私を笑わずにそっと寄りそってくれるような作品。この空回りは私のぽろっと漏らした私の本音の言葉を面白がってくれた友人たちによって終わり、それもみつみちゃんたち四人組を思い出すのであった。 娘が大きくなったら読んでくれたらいいな(そしてあわよくばパパとママの学校に関心を持ってくれたらいいな)。
自分の出身高校が舞台だと知って読んでみた。校舎の雰囲気やクラスマッチなど、細かなディテールまで忠実に描かれていて、当時の記憶が蘇ってきた。 学園ものの漫画だが、魅力は主人公だけにあるわけではない。クラスの人気者も、そうでもない子も、一人ひとりが単なる「役割」としてではなく、それぞれの悩みや感情を持った人間として丁寧に描かれている。作者がすべてのキャラクターに愛情を注いでいるのが伝わってきて、読んでいるうちに自然と誰かしらに感情移入してしまう。 高校生ならではの人間関係や将来への不安、ちょっとしたすれ違いを読んでいると、胸が苦しくなる場面も多い。そして同時に、「自分もずいぶん歳をとったんだな」と実感させられる。 青春ゾンビには少々眩しすぎたので、そこだけマイナス1点。
みつみちゃんの自意識の薄さは世界を救う