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都会に住む鳥たちは、驚異的な適応力で人間社会と共存しています。『都会の鳥の生態学』(唐沢 孝一)は、高層ビルの上から獲物を探すハヤブサ、銀座のビル屋上の養蜂を狙うイソヒヨドリ、マンホールの穴から出るユスリカを食べるウグイスなど、都市特有の野鳥の生態を紹介しています。著者の研究にかける情熱は凄まじく、ツバメの食べ物を調べるために糞を茶漉しで水洗いして未消化の虫の破片を集めたというエピソードには驚嘆しました。本書を読めば、都会の殺伐とした風景も全く違ったものに見えてくるはずです。実際、私自身もパリの散歩中に、ワカケホンセイインコの群れが木の上を走るリスを追い回す様子に遭遇し、本書が教えてくれるような都市の生態系の豊かさを実感しました。鳥好きの方には『動物たちは何をしゃべっているのか?』(山極 寿一、鈴木 俊貴)もおすすめです。

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