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『問題解決大全――ビジネスや人生のハードルを乗り越える37のツール』(読書猿、フォレスト出版、2017年)は、問題解決のための手段を古今東西から集めてカタログ的に紹介した本です。ハウツーに留まらず、その出自や周辺知識も紹介しているため、読み物としても楽しめます。例えば、プログラマにはお馴染みのブルートフォース(本書では「力まかせ探索」と呼称)の章では、Thomas Edisonがフィラメントの素材をブルートフォース的に探したエピソードが紹介されています。紹介されている手法群の中で言うと、特に後半で紹介されている手法は「結果が原因にフィードバックしてループができているような状況」に焦点を当てており、勉強になりました。 本書の方策番号26「フロイドの解き直し」で紹介されていたRobert W. Floyd(Warshall-Floyd法のFloyd)の言葉が印象深かったので引用します。 > やっかいなアルゴリズムの設計を行ったときに味わった私自身の経験では、ある種の技術が自分の能力を高めるために非常に役立った。すなわち、意欲をそそる問題を1 つ解いた後で、そのときの『洞察』だけを頼りにして、同じ問題を再び最初から解く。この過程を解ができるかぎり明解かつ直接的になるまで繰り返す。そうして同様な問題を解くための、一般性があり、しかもそれがあれば与えられた問題に最も効果的な方法ではじめから接近できるというようなルールを探し出す。そのようなルールは永久に価値のあるものになることが多い」
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