本の詳細を見る
図書館にて。現在の文学理論の潮流となった4つの理論、ロシアフォルマリズム、言語行為論、読書行為論、昔話形態学を文学作品を引用しながら紹介している。読んでいて難しい部分もあるが、わかりやすい内容であった。一方、その理論の革新さ、画期性についてはわかりにくく感じた。ひとまず、物語の特定の人物の心情に寄り添った読み方、筆者の背景に寄り添った読み方だけが正しい読み方ではないということだろう。面白かったのは昔話形態学で、物語の構造を抽出するというオリジナリティへの挑戦を感じさせる野心的な研究と感じた。
コメント