名古屋ネタあってニヤニヤした
長いシリーズの中で7と8は古本屋で一目惚れして買ってしまった。胤舜と武蔵の対局、2人の人生、生き方、勝負などとても印象が残る。人物描写がとても素晴らしいのでおススメ
本屋にてAIvs悪魔の帯を見て思わず購入。表紙からして漫画原作とも思ったがそうでもなさそうだ。 世界観として天国と地獄、人間とAI(ロボット)の二軸がある。なんとなく70〜80年代のアメリカのイメージで読み進めていた。バトル、謎解き要素があり、ややラノベに近いのかもしれない。設定は早めに説明されて読みやすく、内容もストーリーも面白かった。次作があるなら楽しみ
悪口にもセンスやユーモアがいる。ただ単に貶めるための悪口もあれば相手も笑ってしまうくらいの悪口もある。そのコツを伝授するという体裁で当時の事件や社会問題をユーモアで切っていく。内容を古い時代の考え方と笑う人もいるのだろうか?人々の暮らしは変わっていってもお笑いやユーモアは変わらない、そして悪口が庶民の暮らし、笑いに不可欠なものであるというのは変わらないと思った。
実を言うと初の村上春樹作品だった。独特の言い回しはあるけど、題材の良さもあったしとてもすっきりした気分になる。短編集だが、各話ともユーモアと知恵があふれている。特に、作中の「職業とは愛の行為である」は言い得て妙だと思った。ストーリーの一部ではあるけれども決して本筋ではない部分で精錬された表現がなされていた。 これといった特徴もない土日の、2日の休みでやることも思いつかず、長すぎず悪くない読み物を紹介してくれ、と友人から頼まれたらきっとこの本を紹介するだろう
本の内容はわかりやすいが、そのために無理矢理な二項対立になるなど読んでて突っかかる部分もあった。また、問題提起して明確な答えもない場合もあるが、これはまだ答えられるものではないということだろうか。人間生活に意識が行きがちだが、細胞や細菌などの多様な生命の中で生命を維持していることを認識させられる。 読んでいて、理科と社会を分けて考えるのは良くないと感じた。この本でもゲーム理論を援用しての説明もしている。学校では最初、理科と社会を「せいかつ」としてまとめているが、実際理科社会は繋がる内容なのだろう。
哲学を一度学んでいたら入ってくる内容なのかもしれない。少なくとも1日で読み込むことは難しかった。 ギリシャ哲学者、特にピタゴラスから始まりその体系をもとに分かれて発展させていることに哲学の歴史を感じた
かつて塩野さんのチェーザレ・ボルジアの伝記を読んだ時とは異なる人物像が浮かんでくる。快活で知的で、かつ野心的でもある。 教皇の座をめぐる水面下の争いを始め学校の世界史にて単語だけでてきた「神曲」のイタリア史におけるおまけの解説などが見どころだった。この本のあとがきにて作者と監修者の対談が述べられているが、漫画化にあたっての苦労がにじみ出ていた。
流行り物には乗っかってみようの一環で読んでみた。最初はラブコメかなって思ったけど、似た顔の5人が同じ暮らしをしつつもそれぞれに個性を持ってそれぞれに課題を抱えている。共通してテストの成績は取れていないけど、裏に深い何かがあるような予感を感じさせる。今後どうなるのか気になるところ
流行り物を読むシリーズ。転生の経緯とかその辺に嫌悪感がなければ万能感溢れる主人公と魔物側から見たRPGという切り口の落ち着いて観れる漫画
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電車の中で一気読みした。魔女の予言は結果的に当たってたけど、予言を行わなければかくも悲劇的な結末にはならなかったのだろうか?魔女の一言でその気になったマクベスはその妻の強力な後押しもあり、犯行に及ぶので予言なしにはこの悲劇はなかったと思う。ウシジマくんでも自信が欲しいって嘆く債務者の話が描かれていたけれども、身の丈に合わない自信も身を滅ぼすようだ。後書きの解説はやや冗長な気がした。
ジョジョシリーズのスピンオフ作品。ジョジョは読んだことがないが、キャラクターの性格や能力、ストーリーが面白く楽しめる。作者も最初の話のあとがきで書いていたが、岸辺露伴を主人公にしたのは後かららしい。ホラー好き、sf好きにはオススメできる
図書館にて。日本史を選択しなかったので、江戸→明治の移り変わりは業績のみ教わったこと、幕末に興味を持っていたのでその後の顛末も気になったことが理由で読むことにした。 幕末というと新撰組など血生臭い方に眼がいきがちだが、読んでいると幕府の統治能力の高さがわかる。幕府の政策の失敗がなければ政権も長続きしたのかもしれないと感じた。明治維新後の動乱、新政府の政治的な思惑など引用を用いつつ記述しており非常に興味深い。個人的に面白かったのは当時の武士が兵士でもあり統治者でもあり得る点。文武両道とはこのことなのだろう。
物流業界を概観するには良いが、現場の人でも事業者でもない立場なので読み手を選んでしまうかもしれない。もう少し踏み込んだ話が欲しかった。物流に興味があって最初に読む場合や資料探しの参考にするには役立つと思う
WEB漫画発の漫画。露骨なものはないけれどやや男性ウケを狙った(体育終わりのロッカーなど)描写がある。或いは女子高生の日常を描いているのかな… キャラの可愛さと霊のおどろおどろしさのギャップが激しく、見えつつも見えないように振る舞おうとする主人公の健気さ(?)が可愛らしい。違うジャンルの作品も見てみたいと思った
実は初めての三島作品であった。三重県の島を舞台とした恋物語で数年前の朝ドラの「あまちゃん」にも多少引用されていた。素朴な主人公と賢明な少女、そして良くも悪くも田舎の住人たち(偏見だろうか)の各人の思惑や意思が丁寧に描かれている。神社の神様への信仰や自然の流れの中から吉兆を判断するなど自然とともにある姿は西洋風の生き方との違いも感じられた。
高校の授業で読んだ「守株」以来韓非子に興味があり、図書館で翻訳版を借りたが読めずに返してしまった。韓非子の解説書を求めていたわけだが、本書は韓非子の解説書である以上に中国思想としての韓非子の解説書という側面が強いように思える。特に四章構成のうち第二章では孔子、孟子や荀子に焦点を当てている。しかしその解説を経てこそ韓非子の立ち位置やその革新性が顕になっていた。 内容としては、予防としての法でありその実現と徹底が強調される。特に西洋の政治思想との比較など面白く、対象の捉え方の違いが明確だった。今後読み返したい
読みたい本にしようとして読んだ本にしてしまった思い出深い(?)本。吉野弘さんが作詞された曲を合唱で歌っていた為興味があったことと、小学生の頃教師に朝から皆で音読させられ、授業では感想を言わされ、「表現を味わう」という表現のもと「よいもの」を押しつけられた思い出があった詩を理解したいと感じたのが大きなきっかけだった。内容は、詩の講評や着眼点の解説つきでとても面白くわかりやすい。岩波ジュニア文庫であるが、今読んでも十分に面白いし、受験生の自分に読ませたかった。言葉の印象や伝え方、捉え方など気づかせてくれる本。
図書館にて。経済学史についてであるが、市場メカニズムについてケインズを中心に論点を整理し経過や批判を展開しつつ、現在までの流れを解説している。タイトルからして軽めの経済書を予定していたが、読破には一通りの解説もついるものの、マクロ経済学とミクロ経済学を一度学んだ上で読まないとおそらく厳しいだろうと感じる。一応は読み切ったがケインズについて学んでから再読したい。引用を元に文章を展開している分わかりやすくはあるが…。学派の対立、批判などを論理で説明しているため読みやすい人と読みにくい人が分かれそう。
クラウゼヴィッツの戦争論が「科学的」な解釈ならばこの戦争論はクラウゼウィッツでは説明しきれない戦争(暴力)を説明しようとしている。作品が1999年と古いものではあるけれ、グローバル主義とナショナリズム、多民族と国民国家、など現状の社会でも燻っている火種にも触れ、戦争の発生や要因などについて検証している。他民族という日本人には考えにくい概念だからこそ一読の価値があるように思える。引用が多いので他の戦争(特に哲学系)の本を読む足がかりになりそう。作者の歴史認識については賛否が分かれそうだが、気にしないでおこう
とてもわかりやすく、章が短いので読みやすかった。物理の人が書いた時間に関するわかりやすい入門書といったところで、時間に関して初めて読んだ文章だったが読みにくいところはあまりなかった。ミクロの世界では存在しない時間がマクロでなぜ出てくるのか、本文では「意思」とされているが、無条件に生命の存在を仮定している自分に気づかされ、新鮮であった。秩序と生命(の意思)、そして時間の発生と常識的なことに疑問を投じさせてもらえた。